おのでら鍼灸経絡治療院

当院の得意とする疾患

アトピー性皮膚炎

これまで東洋医学に馴染みのなかった方には、皮膚疾患と鍼灸はあまり結びつかない人が多いかもしれません。
しかし、「アトピー性皮膚炎」は当院で得意とする疾患のひとつでもあります。遠い昔の中国においても、何らかの皮膚病はあったと思いますが、「アトピー性皮膚炎」という概念はもちろんありませんでした。その病気に対してなぜ鍼が効くのでしょうか。  
それは、鍼灸が病名に応じて定型的な治療法を行うのではなく、病態に応じた治療を行う術となっているからです。
そのため、いかに新しい病気であろうとも、その病態に応じた経絡やツボの選択をすることによって、治療が可能となるのです。

アトピー性皮膚炎の実態とは何か?

当院では、アトピー性皮膚炎の実態は「熱」であると考えています。体内に熱がこもり、その処理がうまくいっていないがために起こる症状だと考えています。
運動時や入浴時、就寝したあと、体温の上昇に伴って、体内にこもっている熱が活性化され症状が悪化するのはそのためです。  その熱とは現代医学的に言えば、炎症症状でしょうか。その熱の処理を行うことこそが、当院におけるアトピー性皮膚炎に対する鍼治療の基本です。
熱の処理がうまくいけば皮膚の肌触りがその場で明らかに変化します。
ざらついた肌触りが滑らかになり、赤みが落ち着いてきます。それはたいていの方がその著しい変化に驚かれるほどです。
そして、数回の治療の積み重ねの中で、日常的な状態の変化も実感されてくることと思います。

喘息との深い関わり

アトピー性皮膚炎を主症状として来院される方々の中には、結構高い割合で幼少時に喘息持ちであった方がいらっしゃいます。
実は双方の病気には深いかかわりがあるのです。  東洋医学では体の中のあらゆる部位や機能を「木・火・土・金・水」の五つに分類し、それぞれの関係性を系統立ててとらえます。
これを五行といいます。例えば、よく内臓を五臓六腑といいますが、五臓で言えば木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎となります。このように腑にも木火土金水があり、人体が表わす色などにも木火土金水があります。  
五行の中で、「五主」という分類を見ると、木は筋、火は血脈、土は肌肉、金は皮膚、水は骨となっています。前述の五臓と五主とを照らし合わせてみると、金に分類されているのは肺であり、皮膚なのです。つまり、幼少時の喘息と、アトピー性皮膚炎は現れ方が違いますが、根本的な体質としては五行で言う金に分類され、同じ体質から生まれる疾患であることを指しているのです。  
病気のとらえ方としては西洋医学とは全く違うとらえ方を東洋医学ではしていますが、この身体のとらえ方、妙に説得力があると思いませんか。

五行で診たてる東洋医学

中には、子供の頃にアトピーがあり、現在喘息に悩まされているという方もいらっしゃいます。
いずれにしろ、同根に病の本体が潜んでいるというとらえ方を東洋医学ではしているのです。
患者さんの状態や病を五行分類して 診ていく東洋医学であればこそ、病名にとらわれず、病の本態に焦点を当てた治療が可能なのです。  
「薬にはあまり頼りたくない」  
「病院をいろいろ回ったけれどもあまり芳しくない」  
「東洋医学にちょっと興味はあるけれども、小さい子に鍼は怖い」  
ご自身やお子さんのアトピー性皮膚炎に関して、そんなお悩みをお持ちの方は、是非一度当院の治療をお試しいただきたいと思います。

おのでら鍼灸経絡治療院
所在地 〒020-0886
岩手県盛岡市若園町10-45
営業時間 平日/9:00~19:00
土曜・祝日/9:00~17:00
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TEL 019-622-5544

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