問題の経絡に、直接働きかけます
現在、西洋医学においては、遺伝子に働きかけて治療をおこない、体のパーツまで再生するという、まさにSF小説さながらに「科学的」に生命を探求し、健康を取り戻すための努力が日々追求されております。
しかし、一方で鍼灸治療に対する根強い期待感があることも事実です。その魅力とはいったいどこにあるのでしょう。
それは西洋医学が分析に分析を重ねて、ミクロの世界へ入っていくのとは対照的に、東洋医学では病を体全体の反応で捉え、全体治療としての体系を形作っており、その治療によってときに病院でも改善し得なかった症状を改善せしめることが往々にしてあるという事実によるものでしょう。
欧米ではその治療効果が認知され、薬剤や手術よりも格段に安価であるにもかかわらず、疾患によっては高い効果を発揮するため、中国に学びに訪れる医師が増えているそうです(04年12月1日岩手日報)。
それではなぜ鍼灸は効くのでしょう。
東洋医学では、全身を廻る気血の通る道を経絡(けいらく)と呼びますが、その「経絡のなかを流れる気血の運行が何らかの原因によって阻害されたときに病気を発する」と考えられています。
その気血の運行の乱れを調整することで、様々な症状を改善せしめ健康を取り戻すことができる、というのが東洋医学の基本的な考え方です。
全身を廻る経絡には大きく分けて12の経絡がありますが、どの経絡に問題があるかで現れる症状に特徴が出てきます。
たとえば、足から頭までつながる経絡に問題があるときは、頭に症状がでたり、足に症状が出たり、時にはお腹に症状が現れたりします。
また、同じ足の中でも、場所によって違う経絡の問題と判断されるときもあります。
その為、東洋医学的に診断をつけて「証(あかし)」を立て、どの経絡に問題があるのかを判断するわけですが、西洋医学で診た場合には全く違うふたつの病に対し、同じ経絡に問題があるという証が立つことがあります。
逆に、似たような症状に病気に対して、違う経絡に問題ありという証で治療したりすることが往々にしてあります。
これが鍼灸は「(西洋医学による)病名治療はしない」といわれる所以であります。
このような東洋医学の基本的な考え方に、最も忠実に従っている治療体系が経絡治療と呼ばれるものであります(脈診流とも呼ばれています)。
経絡治療とは、まさに「東洋医学の真骨頂ともいえる治療体系である」と言えるでしょう。
現在の鍼灸師の養成課程が西洋医学中心となっているため、すべての鍼灸治療家がそれに基づいて治療を行っているかというと残念ながらそうではありません。
この経絡治療を行う鍼灸師が増えるようであれば、鍼灸治療に対する認知度も格段と上がるのではないかと考えるものです。
小野寺式リリースとは?
当院の特徴のもう一つの柱は、「小野寺式リリース」による「癒し」です。
「リリース」とは、もともとリハビリで理学療法士が行う徒手療法の一つです。「筋筋膜リリース」と一般的にはよばれます。
その「筋筋膜リリース」は筋肉を物理的にもみほぐすマッサージとは違い、筋腹に対し持続的な圧を加えることで反射を利用して緊張を緩める方法です。しかし、当院では、その「リリース」と「気功」を合わせたオリジナルスタイルで行っています。また、施術ポイントも長年の経験からオリジナルポイントを導き出し、ゆるみ効果を上げています。
最初は理学療法士時代から行ってきた「筋筋膜リリース」から始まったので、便宜上今でも「リリース」と呼んでいますが、様々な試行錯誤を重ねて現在の形にたどり着いたこの手技は、オリジナルの「小野寺式リリース」という手技となっています。
施術を受ける側の感覚でいうと、手技自体は軽く、物理的にもみほぐすマッサージとは異なります。
自然と筋肉の緊張がほどけていく感じです。ですので、マッサージ後の揉みかえしのような反応は全くありません。
また、整体は骨と骨との位置関係を瞬間的かつ強制的に矯正する手技ですが、当院で行うリリースは骨と骨をつなぐ筋肉や靱帯などの軟部組織の緊張を穏やかに緩め、骨格の矯正をも得ていく手技です。そのため、バキバキと行う矯正の手技が苦手な方にも安心して受けていただくことが出来ます。
脚に特に問題がなく、普通に暮らしていても、年齢を重ねるほどに滞りが生じ、硬く緊張してくるのが人間の身体です。そんな脚をほぐすだけでも、体が軽くなり、動きに軽快さが出てきます。本当の健康とは、単に「痛みがない」とか「症状がない」というだけではなく、軽やかに日常生活を送れるところにあるのではないでしょうか。
また、単なる癒し効果だけではなく、加齢に伴う膝周りの痛みにも非常に効果を発揮します。
ぜひともお試しください。
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